下流は紀の川、上流は吉野川?
よく河川の名前がニュースで取り上げられているのですが、わが故郷の『紀ノ川』が奈良県側では『吉野川』と呼ばれているのをずっと疑問に感じていて、同じ疑問をもった方が専門家に質問している記事をみつけました・・・、”なるほどー”。初耳学!
記事掲載させていただきます。
→ https://www.nwn.jp/feature/200118_kinokawa-yoshinogawa/
「同じ川なのに、なぜ下流を〝紀の川〟、上流を〝吉野川〟と呼ぶの?」。和歌山河川国道事務所の荘司周夫副所長によると「河川法上は水源から河口まで〝紀の川〟です。ただし、河川は昔から地域の生活環境とかかわってきた由来があり、同じ河川でも地域によって名称や愛称が異なることがあります」とのことでした。
上流の奈良県南部では、桜で名高い吉野地方を流れることから、〝吉野川〟で親しまれています。一方で、紀の国・和歌山県では〝紀の川〟で定着しています。河川法では、その川の下流で呼ばれている名前が使われることから、法律上は〝紀の川〟なのです。
同じ川でも上流、下流で名称が異なるケースは全国で見られます。昨年、長野県で氾濫した千曲川は日本で最も長い川、信濃川の上流にあたります。近畿の水がめ、琵琶湖から大阪湾へ流れる淀川は、京都府では宇治川、滋賀県では瀬田川と名前を変えます。
なお、川の近くにある河川名の看板、奈良県内では、〝吉野川〟と〝紀の川〟が併記されているところもあります。
(ニュース和歌山/2020年1月18日更新)
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