ひとり言(空手道の座礼)

『武道は礼には始まり礼に終わる』だれも分かっていると思いがちですが、正しい座礼の方法について、日本財団図書館(全日本空手道連盟 空手道の普及振興)の文献に写真入で掲載されていますのでご紹介いたします。リンクはこちら→日本財団図書館===============================(上記資料を引用させていただきました。)1 礼法とその練習法空手道では、空手の技術とともに、礼法や道場における態度(広義には、道場を離れた生活態度)なども含めて身につけることを目的としている。礼法とは礼のしかたのことであり、本来相手に対して心から敬意を表すもので、それにふさわしい動作が必要である。しかし空手道のような武道のなかには、護身のための動作が礼のなかに組み入れられている場合がある。例えば、座礼では一般的には両手を一緒につくが、空手道(全空連)では、手をつくとき、利き腕が最後になるように、左手、右手と片手ずつつき、手を上げるときは逆にする。これは相手が攻撃を仕掛けてきたときに、すぐに利き腕が使えるためである。このように空手道における礼法に関しては、護身を念頭にみていく必要があろう。(1) 正座と座礼(ア) 正座の座り方上体を、最後まで崩さないようにして座る。立つ時も同じ。腰を曲げたりしない。手をつくと姿勢が乱れ、不意の攻撃に対しても対応できない。正面を向いて、姿勢を崩さないで座ることは、相手が攻撃してきた時の護身にもかなっている。1]左足をわずかに引く。2]左膝をつける。3]右膝を床につけ、左膝に揃える。4]親指を重ねるか、揃えて腰をおろす。正座したときの両膝頭は、拳が1~2個入る程度に開く。両手は、腿のつけ根の近くに、指先を内側に向けておく。 (イ) 立ち方まっすぐに立ち上がる。1]腰を浮かして左足爪先を立てる。2]次に右足爪先を(あるいは両爪先を一緒に)立てる。3]右足を約半歩踏み出す。4]左足も右足の横に持っていき、両足を揃えて立ち上がる。(エ) 座札1]背筋を伸ばして、膝の前に左手、右手の順に(あるいは両手を一緒に)指先からつけていく。2]上体を倒し、背中と床が平行になるようにする。3]視線は、相手を注視して始まり、上体を倒すとともに自然に下に移動していく。上体を静かに起こし、右手、左手の順に(あるいは両手を一緒に)膝の上に戻したら、相手を注視して終わる。 ===============================(ウ)は省きました。

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